読書という体験を豊かにするために(読書レポートの書き方)

                        町村敬志・2020
1 まず手始めにすることは

●背景を知る
●論点を探す
2 技術を磨こう

  ・題名や広告などから、初めに抱いた関心や期待、イメージを常に意識しながら読む。
   ・奥付、参考文献などから、本書および関連する図書の書誌情報を把握する。
  ・付箋紙をつけたり、ノートをとって、論点を整理する。
  ・用語の意味や著者の表現、関連する事例の確認のため、索引を利用する。
  ・重要な主張やポイントは、「 」にくるんで、そのまま引用する。

  ・読書レポートであっても、必要に応じて、参考文献や注をつける。
  ・同じ本を読んだ他の人と意見交換する。
3 さらにもう一歩進むために
4 読書レポート・・・次のようにはならないように!

   ・論評よりも要約になってしまうこと
  ・書物全体の論旨を外れて、部分的なことに終始すること
  ・常識的なこと、一般的なこと、私的なことばかりを論じること
  ・書物のメリットや批評を書かずに、自分の考えだけを論じてしまうこと
  ・読まないで書くこと


● 本文作成に当たっては、故・辻内鏡人先生の作られた「読書レポートの技法」を参考にさせていただきました。